『リーガルハイ2』2話「逆ギレ天才起業家〜“つぶやいたら”名誉毀損?」のあらすじ・名言・感想

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リーガルハイ2期
2話タイトル:「逆ギレ天才起業家〜“つぶやいたら”名誉毀損?」

『リーガルハイ2』2話のあらすじ

IT業界を席巻するも違法行為で逮捕、収監されていた鮎川(佐藤隆太)が出所する。その後、マスコミやブロガーらを名誉毀損で訴えだす。古美門(堺雅人)は、鮎川に代理人を申し出るが、断られた上に宣戦布告される。訴えられた漫画家の代理人の羽生(岡田将生)は、古美門に共同弁護を持ち掛ける。

引用元:ザ・テレビジョン

主な登場人物

  • 鮎川光
    演 – 佐藤隆太
    元コスモス・ゲート社長。インサイダー取引や25億円の所得隠しの罪状で収監される。服役後はマスメディアなどの約35件にも上る企業や個人に対し、名誉棄損として弁護士を雇わない本人訴訟で裁判を起こす。
    動画の生放送に出演し、自分の主張は正しいとアピールするなど、訴訟相手に強い敵対心を持って裁判に臨んでいた。
  • 玉川たま
    演 – 谷村美月
    漫画家。本名:平山やすこ。漫画作品の「破壊の天才」が鮎川の半生に酷似し、当人を中傷するエピソードが多く描かれているとして彼から名誉棄損で訴えられる。
  • 猪野義孝
    演 – 三宅弘城
    職業は自称ブロガーで、ハンドルネームは「イノセントボーイ」。古美門からは「チェリーボーイ」「チェリージジイ」と蔑称されている。鮎川を酷評する内容のブログを書き、彼から名誉棄損で訴えられる。
  • 青木
    演 – とむ畑中
    ガーデン出版漫画編集部。玉川の担当編集者。
  • 平山
    演 – 浜田道彦
    玉川の父親。8年前は平山部品加工を経営していたが、鮎川に持ち株を騙し取られ会社は倒産する。

引用:Wikipedia

全体のストーリー

インサイダー取引で逮捕されていた敏腕実業家の鮎川は出所後、名誉毀損として出版社に訴訟を起こす。「破壊の天才」という少女漫画雑誌の作品のモデルが自分であり、鮎川を侮辱するような内容・表現を指摘。報酬に期待できると古美門は鮎川にコンタクトを取るが、弁護は依頼しないと断られる。なんと鮎川は弁護士を立てず、本人弁護で裁判に挑む。

法律書を読み漁りながら必死に弁護を続ける鮎川。破壊の天才の作者である玉川たまは、鮎川に訴えられたことでNexusに依頼。磯貝がこの件を担当するも、鮎川にボコボコにやられてしまうのだった。これを受けて羽生は古美門に共同弁護を依頼。ブロガーの裁判を担当する黛の傍で、古美門は鮎川と直接対決に臨む。

古美門は早々に破壊の天才のモデルが鮎川だと認め、漫画によって名誉を毀損されて社会評価を落としたのではなく、漫画が書かれたのは鮎川がすでに服役していたため、すでに社会評価が地に落ちていたと指摘する。これにより古美門が鮎川に優位を取る。だがしかし、それだと27話との整合性が取れず、そこを指摘されるとまずい。

破壊の天才の27話とは、主人公が町工場の社長を騙して買収し、騙された社長は自殺してしまうという話。だが鮎川にこのような事実はなく、これだけ創作という事になる。この懸念点をNexusチームに指摘された古美門は、加賀蘭丸に調査させていた情報を突きつける。それは、作者の玉川の父親が町工場を経営していたが、鮎川によって倒産に追いやられていたのだ。自殺こそしていないものの、自己破産して田舎暮らしをしているとのことで、漫画の内容と酷似している。

玉川にこの事実を確認、やはり本当だったと分かり、鮎川にとどめを刺す証拠を掴む。しかし、玉川はこの証言をためらう。なぜなら父は田舎で新しい人生をスタートしており、自分の訴訟で巻き込んでマスコミのネタにされるのを恐れたからだった。それでも古美門は証言するように命ずる、鮎川を傷つけるのなら、こちらも痛手を負う覚悟が必要なのだ、と。

羽生はこの暴露が、必ずしも依頼人たちにとって利益ではない、WIN-WINにはならないと古美門に言う。それを鮎川にも伝えるが、裁判は続く。

やはり27話の整合性を指摘する鮎川、個人的復讐のために漫画を描いているのではないかと玉川に尋ねる。古美門が手にした爆弾(証拠)は、鮎川によって逆に攻撃される結果になった。全ては羽生が途中で相手に和解を申し出た時に情報をわざと漏らしたから。加えて、勝ち負けにこだわるなと羽生は続ける。玉川だけでなく、鮎川も守りたかったのだと。

これを聞き、古美門は鮎川の正体を告げる。奴にとって裁判はマイブームだと。司法試験を受けなくても裁判プレイを楽しめるのは本人訴訟のみ、天才である鮎川にとって、裁判はただの遊びなのだ。

ここから古美門は、破壊の天才の主人公が魅力的だという線で主張を続ける。読者にアンケートをとったり、作者の鮎川への敬意を主張したりして、有利に進めていく。

古美門と鮎川はバチバチに口論を繰り広げ、結果は古美門の勝利。裁判に飽きた鮎川は他の訴訟を全て取り下げるのだった。

「次はスキューバダイビングをしてみたい」と鮎川は話す。弁護士ブームは過ぎ去ったようだ。古美門はここである質問を投げかける。

あなたは単に裁判をやってみたかった、というだけではなく、玉川たまの本を世間に認知させ、玉川の父にせめての償いをしようとしたのではないか?と。確かに今回の騒動によって、増刷や青年誌での連載が決まっている。しかも破壊の天才の前に他の新聞社や出版社を訴えて、世間の注目を集めてから玉川を訴えているため、破壊の天才を宣伝するために動いているようにも見えたのだ。

あくまでもそれを否定する鮎川。ただ、もう少し足を長く書いてくれと伝言を頼むのだった。玉川も憎くてしょうがない人間のおかげで、皮肉にも連載が決まったことを嘆く。

工場が倒産する8年前、仕事で工場に来ていた鮎川は当時高校生だった玉川にこう話していた。

「漫画を描くのは楽しい?僕も仕事が楽しい…。金儲けしようとか考えずに、とにかく夢中になってやってみることじゃないかな?人は夢中になれるものがあるだけで幸せなもんだよ」

漫画家『玉川たま』は、鮎川のおかげで今があるのかもしれない。

安藤貴和は黛の説得により上告審にサインをする。最高裁に向けて古美門と黛は準備を進めるのだった。

『リーガルハイ2』2話の名言

古美門と鮎川が裁判で激しくぶつかるシーン。このシーンは名誉毀損だ!と主張する鮎川をあの手この手で退ける古美門、弁護士ブーム到来中の鮎川は存分に裁判プレイを楽しみまくる。

(古美門と鮎川が汗だくで消耗しきっている場面)

古美門「もっとやろう…」

(ニヤリと笑う鮎川)

「裁判に遊びも趣味もない。喧嘩を売ったからには、和解なんて許さない。勝つか負けるか、最後まで徹底的に戦うぞ!

鮎川「・・・望むところです」

『リーガルハイ2』2話の感想

安藤貴和の第2審で負け、ついに不敗神話が崩れ去った古美門が事務所の経営のためにやりたくない訴訟も受けることになるのだが、鮎川との裁判はとても楽しそうに見えた。

天才ゆえに弁護士でもない鮎川が独学でプロの弁護士と法廷で戦いをやってのけ、古美門を唸らせるほどの実力を発揮するのだが、名言でも取り上げた場面は良きライバルのようにも見えて非常に見応えがある。

そして何気にこの話の好きな点は、オチの鮎川の真意が分かる部分。本当は玉川たまのことを覚えていて、彼女の漫画を応援するために動いていたという感動的な最後だ。ビジネスゆえに冷徹な決断を下した結果、彼女の父の会社は倒産してしまい、それを後ろめたく感じていたのだ。実は人間味のあるヤツだったし、そういう人はやっぱり最後まで真意を隠すものだろう(今回は古美門が暴いたが、鮎川はハッキリと認めてはない)。